東京マラソン2021への道

気象予報士、環境カウンセラー、防災士のランナーが、東京マラソン2021までの日々を綴ります

ランニング用マスク 作り方 あまり息苦しくありません (1/2)

「新しい生活様式」では、外出時はマスク着用が必要です。もちろん、ランニング時も着用するのですが、マスクの厚さに加え、吸気のたびに鼻や口に密着するので、息苦しくなってしまいます。

 そこで、ランニング時でも呼吸が楽で、簡単に洗うことができる、立体マスクを自作しました。

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 材料は次のとおりです。

◆ペットボトル(1リットルの円筒形を使用しました。1.5リットルのほうが作りやすいかもしれません)、ハサミ、ビニールテープ、接着剤、手芸用の色が消えるペン(布へのマーカー用。なくてもよい)、細字油性ペン、面ファスナー、定規、マスク用布、ステープラー

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 楽に息をするために、マスクが口と鼻に密着しないよう、立体構造とします。それが、ペットボトルで作ったアーチの骨組みです。完成すると、この状態。

この骨組みを、顔とマスクの間にいれて、マスクをドーム状にします。

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 この記事は、制作の考え方と、制作例をご紹介するものです。実際の寸法は、使用するランナーの顔の造作(鼻の高さ、口の大きさ、頬骨の張り具合、鼻から耳までの長さなど)と、使用するマスク素材の強度や通気性によって異なります。快適なマスク作りに成功する方法は、最初は試作品として、サイズなどを試しながら作って、結果的に使えなくなって失敗することです。これにより、データと経験が得られますので、2作目からは、何とか使用に耐えるものができるでしょう。材料は手近にあるもので、買っても安価です。製作時間もかからないので、気軽に、何回も試して、フィットするものを完成させてください。

◆作りかた

 ペットボトルを、幅1cm程度に切る。はさみで切るほうが、カッターを使うより安全です。

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とりあえず、4つのリングを切り出しました。

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 2つのリングを使って、口と鼻をゆったりと覆えるように、大きな枠を作ります。接合部分は、ステープラーで止めます。このリングの上に布をかぶせるので、ステープラーの針の先が引っ掛からないよう、針の先は枠の内側に出るようにします。

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 次に、この枠に、ドーム状のマスクの骨となる、アーチを作成します。先ほど切り出したリングを切って利用しますが、リングのカーブをひっくり返して取り付けます。ペットボトルを形成していたままのカーブの状態で取りつけると、口と鼻を覆う枠が縮む方向に引っ張られてしまいます。ここは、こだわりどころですが、結局のところいずれにしても、枠はゆがんでしまうので、お好みの向きで結構です。

 クロスするように、2つ、取り付けます。

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 この取付も、ステープラーで行います。

 円形だった枠が、四角形にゆがみました。でも、使用上は大した影響はありません。

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 このままだと、顔に当たる部分がいたいので、ビニールテープを貼ります。試着して、一枚ではまだ痛いのであれば、2枚、3枚と、重ねてみてください。

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 以上で、立体ドームを作る骨組みは完成です。

 後編で、マスクの布部分を作ります。

 どうぞ、ご覧ください。

 後編の作業を行い、

 できあがり、装着した様子です。

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